『不燃・準不燃・難燃』とは?

先週は「防炎」と「不燃」について少しご紹介しましたが、

今回は不燃材について、もう少し紹介したいと思います。

 

『不燃・準不燃・難燃』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

燃えない?燃えにくい材料?と思ってる方たくさんいらっしゃるハズです。

これらは、建築物において使用できる材料に関する基準であり、防火性能について評価されます。

 

まず、「不燃」とは、加熱開始後に燃焼時間が20分以内で、燃焼後の火花や滴下が5個以下という基準を満たす材料のことを指します。

不燃材は、火災発生時に火の回りを遅らせたり、燃焼を防いだりすることができるため、建築物内部で使用されることが多いです。

 

次に、「準不燃」とは、加熱開始後に燃焼時間が20分以内で、燃焼後の火花や滴下が10個以下という基準を満たす材料のことを指します。

準不燃材は、不燃材よりも燃焼時間や火花や滴下の数が多いため、建築物の一部に使用されることが多く、

また不燃材と比較して価格がやや安価なことが特徴です。

 

最後に、「難燃」とは、加熱開始後に燃焼時間が30分以内で、燃焼後の火花や滴下が10個以下という基準を満たす材料のことを指します。

難燃材は、火災発生時に一定の耐火性能を発揮するため、建築物外壁や防火扉などの防火に使用されることが多いです。

 

これらの基準は、建築基準法に基づいて定められています。

建築物内部や外部の材料を選定する際には、建築物の用途や周囲の環境、

規制に関する法令などを考慮し、適切な基準の材料を選定することが重要です。

 

当社では、お客様のご要望や建築基準法に基づいた規制に応じて、

適切な不燃・準不燃・難燃材料を提案しております。

お気軽にご相談ください。